プロポリスの生産量

1980年代、画期的な成分が発見されたとして大々的に紹介されたプロポリス。
当時の日本で、新聞にも大きく取り上げられました。
現在でも研究は続けられており、その有用性が次々と確認されています。

そんなプロポリスですが、ミツバチの巣から抽出する他に入手方法がありません。
一つの巣から大量に抽出できるものでもありませんので、手に入れられる量には限りがあります。
世界各国の養蜂家さんの尽力なくして、私達がプロポリスを手に入れることはできないのです。

では、プロポリスは何処で生産されているのでしょうか?

世界のプロポリス生産量

プロポリスは、世界中で採取されています。
有名なブラジルを始め、ロシア、中国、アルゼンチン、イギリス、イタリア、ウルグアイ、エジプト、オーストラリアなど、ハチが生息する場所であればどこでも採取できます。

もちろん日本でもプロポリスは採取されています。
しかし、日本では主に研究用に採取されているだけに留まっています。

ブラジルでの採取量が最も多いのは、プロポリス採取に適した「アフリカナイズドミツバチ」と呼ばれる蜂が生息しているからです。
アフリカナイズドミツバチは、プロポリス採取能力がずば抜けて高いという特徴を持っています。
その理由は、ブラジル特有の環境にあります。
広大なブラジルに流れるアマゾン川に沿った地域では、高温多湿の気候もあって多くの病原菌が繁殖しがちです。
その病原菌に対抗するため、アフリカナイズドミツバチは、他国の蜂に比べて多くのプロポリスを生産するのではないかと研究が進められています。

次に生産量の多い国はロシアです。
ロシアのウラル山脈では、昔から養蜂が盛んに行われています。
プロポリスを採取できるセイヨウミツバチも生息しているため、プロポリスの産地としても有名になりつつあります。
ロシアには「樺の木」が多く自生しており、セイヨウミツバチは樺の木からプロポリスを採取します。
また、ロシアでは、多くの民間薬が樺の木をきっかけとして研究されています。
樺の木自体の葉や枝に含まれる精油成分が、入浴剤やスキンケアに利用され、樺の木から集められるハチミツも国民に広く愛されています。
そのような背景もあって、プロポリスも古くから民間薬として愛飲されています。
その他にもチャーガと呼ばれるキノコも民間薬として有名ですね。

次に生産量が多いのは中国です。
ロシアと同様に、中国でもプロポリスが民間薬として珍重されています。
中国には珍重されている物が沢山ありますが、プロポリスに関しては珍重中の珍重です。
「特別な薬」「万能の妙薬」「蜂がもたらす宝物」として特別視されています。
中国では、古来からプロポリスの効果・効能に気付いていたようで、皇帝の妙薬として活用されていたと歴史書や医学書に記録が残っています。
中国のセイヨウミツバチは、ポプラからプロポリスを採取します。
近年では、休息に生産量を伸ばしており、世界的なプロポリスの需要に貢献できると期待されています。

昔の人は優秀だった?

我々人類は、現代ほど科学・化学が進んでいない時代から、天然自然の中にある体に良い物を見つけ出し、活用していた歴史があります。
いったいどのように見つけたのか・・・恐らくは偶然から見つけた必然なのでしょう。
プロポリスが、はるか昔から重要視されていた事実を知れば、その効果・効能に間違いはなさそうです。
現代科学・化学が、その謎を解き明かしてくれることでしょう。